萩尾望都

残酷な神が支配する」を読んだ。mixiのコミュトップにこれを読んで一週間はどうのこうのと
書かれていたので、最後どうなるのかハラハラしてひたすら死ぬな幸せになってくれと
祈りつつ読む。
・・・んで。
んー。これは、ハッピーエンド・・・、変わっても変わらないような、短針が動きまくって長針が
ようやくコトリと動いたもののそれからも時計は回る・回る・回る・還っていく。といった感じ。
でもあれでいいのだろう、すべてクリアして幸せになりました♪なんてないもんね。萩尾望都
作品は、最後に突然木枯らしがやってきてピュンとさらっていったりもしくはふわふわ不安定に
浮かんでいってしまったりで、ああ掴みそこなったと思うことが多い。オチがないっていうのとは
違うし、それも魅力なんだけど。