2006-10-13から1日間の記事一覧

ことばとは何か?

ソシュールはことばは思考の定着とための手段、言語外現実を指し示すものという考えを否定している。 言語に先だつ概念はなく、言語が現れる以前は分節されない混沌とした世界があった。 ことばが本質的に分節された世界を名づけたものでなくても、人間がこ…

ソシュールを読まなくては

少なくとも今まで読んだ認知言語学や意味論の本でソシュールはほとんど触れられていなかった。 パロール、ラング、ランガージュが少し書かれていたくらい。ことばとは何か、を知りたいのなら 認知言語学ではなく言語哲学ということか。レトリック研究を通じ…

使いにくい!

はてなって一日一回まとまりの記事なのね・・・シンプルでいいかなと思ったけどこれは 迂闊だった。すんごい書きにくい

パウル・クレーと共感覚

クレーの絵は絵であり、色であり、詩であり、曲であり、空間をもち、時間が流れている。 クレーの作品は「絵」にとどまらず、作品がもつさまざまな感覚や現象は鑑賞する際に同時に おしよせ、見ている私にとって整理されない混乱さと同時に解放感のようなも…

ことばは波紋

私はことばによる表現とは、例えるならば波紋のようなものだと考えている。感情や思考の海に、 表現のきっかけとなる事象、すなわち波紋を発生させるための「石」が投げ落とされ、水面に波紋が 広がっていく。沈んでいく「石」は海を動かすが、水面から見て…